6月23日から25日に青森県階上町にて開催された全日本自転車競技選手権大会ロードレース/タイムトライアルに弊社サポート選手 新村穣選手が出場しました。
以下は新村選手のレースレポートです。
第86回全日本自転車競技選手権大会ロードレース/第21回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会
2017/6/23 個人タイムトライアル ME
13.0km×3laps 39km
Rank 16th
2017/6/25 個人ロードレース ME
14.0km×15laps 210km
Last 10laps DNF
「万全の体制で臨んだTTは16位、ロードでは別府選手とのアタックを狙うも決まらず」
6/23-25(金-日)にかけて、ロードレースの日本一を決める全日本選手権が青森県階上町で開催された。今大会はタイムトライアル10位以内、ロードレースでは逃げに乗りなるべく多くの周回を走ることを目標で臨んだ。
■6/23(金)タイムトライアル
昨年の経験のおかげか、スタート前に緊張はなくスタートへ。
コースについての理解度が高くなかったので1周目は手探りながら、目標よりも高強度のペーシングを意識して走る。が、半周先のコーナー区間を痛恨のコースミス。大きく減速したスピードを立て直すのに力を使う。
2周目以降は段々とコースのリズムを掴むことができたが、前走者の姿をほぼ見ることもなくただひたすらとハンドルにセットされたメーターを見続けペダルを回す。
じわじわ巻き返すも劇的には上げられずフィニッシュした時点で暫定5位。最終順位16位。目標の10位までは差がある悔しい結果となった。
■6/25(日)ロードレース
トラックをメインとする自分にはペースが早い登りは避けたく、逃げてマイペースで走る以外にないと試走の段階で判断。当日は、逃げるためにできることを。早くからの会場入り、しっかりとしたウォーミングアップ、先頭でのスタート待ちなど考えうる限りの準備をする。
階上町長とシード選手を先頭にパレードでスタート。リアルスタートは登坂区間だと聞いていたので、審判車両の後ろをキープしつつ登っていくと結果的に別府選手(トレック・セガフレード)と2名に。パレード中に遅れた選手がいたようで、リアルスタートは切られずに一度集団に戻される。車両の先行にあわせてもう一度、踏み込むとまたも別府選手と2名での抜け出しに成功し、今度こそリアルスタートが切られる。
別府選手から「逃してもらえるから、踏まずにペースで回していこう」と声をかけてもらい、ペースで逃げを試みる。しかし、落車などの混乱でバラバラと飛び出してくる選手たちが現れあえなく吸収。疲労をとるべく集団に戻り次の展開に備える。
高木選手(東京ヴェントス)の逃げが決まり集団のペースが安定するが、登りのたびに脚を削られ後手に回り厳しくなる。結局、数周で集団から遅れレース終了となった。
〈総評〉
全日本ロードはやはり注目度の高いレースであり、トラックを主戦とする立場としても参戦しアピールしなければならないし、チャンスがあれば狙うべきだと感じています。今回、昨年以上に必要な準備を整えて参戦できた点は良かったと思う反面、まだまだ結果は目標に満たないものでした。具体的にはポジションとパワーの相関を比較して、より柔軟性を取り入れたり、機材に頼りすぎるのではなく、自身の扱う機材に対する習熟度を上げる必要があると、レース後のデータからも振り返ることができました。
万全な準備に協力いただいた皆様、また遠方からいらしたたくさんの応援、ありがとうございました。
次週 7/7-9(金-日)よりUCI Class1の国際トラック大会である「Japan Track Cup」が伊豆ベロドロームにて行われます。国内外の有力選手と「オムニアム」、そして2020東京五輪で五輪種目として復活が決定し、私が2度全日本チャンピオンになった「マディソン」を走ります!今回は沢田桂太郎選手(日本大学)にチームへスポット加入してもらい、今シーズンのトラック初勝利を目指し、全力でチャレンジしていきたいと思います。ぜひ会場にて、そのスピードをご体感ください!
■ジャパントラックカップ大会情報
http://jcf.or.jp/?events=%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%88%E…
【サポート機材】
ロードレース
フレーム: FACTOR One-S
タイヤ: VELOFLEX ・ Extreme (TU)
ホイール:black inc ・ BLACK FIFTY tubular
タイムトライアル
フレーム:TNI Fighter
タイヤ: VELOFLEX ・ Record (TU)
ホイール:CORIMA ・ DISC CN 2D/4スポーク HR tubular
写真提供:高木秀彰様
CS